中小零細企業のためのネット宅配クリーニングの始め方



業界全体が縮小していく中で、インターネットで宅配クリーニングをやりませんか?というふれこみを最近目にするようになりました。

確かに新たな販路の獲得は重要ですが安易にはじめるといろいろな問題も含んでいます。

その辺を解説しながら、中小零細にとってベストな宅配クリーニングをはじめる方法についてお話させて頂きます。

宅配クリーニングといっても様々な種類がある

宅配クリーニングはネットで宣伝して品物を集めるものですが、現在では大きく分けて3種類の方法があることをご存知でしょうか?

ホームページを作って自社ブランドでやる。

せんたく便フランス屋ホワイト急便のらくらく宅配ネットクリーニングなどのように自社ブランドのサイトをつくって、集客して、クリーニングします。

メリット:クリーニング代金をピンハネすることなく収益にすることができます。

デメリット:インターネットの出店は誰でもできますが、リネットやせんたく便の超大手の真横に出店するようなものです。IT企業にHPを作ってもらうだけでは集客できず、宣伝広告費用に莫大な資金を投入しないと集客できないです。あるクリーニング店さんは1000万を使ってシステム構築、1000万の費用で広告しましたが3年間できた品物の点数は20点ほどだそうです。

相当大手で予算が億で組めるところでないと難しいです。

大手の下請けとしてやる。

リネットリアクアなどのネット宅配クリーニングの下請け工場をやるパターンです。すでにネームバリューもありますから集客には困りません。

メリット:勝手に集客してくれるのである程度の荷物は確保できます。自社のキャパに合わせて品物がくる。

デメリット:優先的に荷物が割り振られるのはリネット専用工場を構えているようなところになりますので工場を少し拡張したほどの店舗には品物が割り振られることは少ないということ。1点単価は200円前後と下請け業になるので生産性よくやらないと収益になりにくいこと。

楽天市場orYahooショッピングに出店する。

大手サイトに出店する形式です。抜群の集客力があります。

メリット:ダウンジャンバーなんかを1点500円でやりますと謳えばすぐに大量の荷物が集まります。

デメリット:出店費用が10万ほどで、月額3万、売り上げの5%ぐらいが抜かれます。楽天の場合は値段さえ低く設定すればすぐに大量の品物が集まりますが、以下のリンクのように集まりすぎるというデメリットも覚えておきましょう。

楽天市場の宅配クリーニング大炎上問題で同じ被害を遭わないために

 

となると、インターネットを活用した宅配クリーニングはなかなか難しいということがお分かりいただけたと思います。

その中でも中小零細がうまく宅配クリーニングをやられているところがいくつかあります。

剣道防具専門のクリーニング店「剣洗」さん

 

帽子やスキーウェア、ブーツなど手間のかかるクリーニングの専門「クリーニング工房ホワイト」さん

 

アウトドアウェア専門の「洗匠屋」さん

 

3社のように成功しているケースもあります。

ポイントは大手がやりたがらない商品で専門性を高めて宣伝しているところです。

このように宅配クリーニングと謳って、衣類全般と守備範囲を広げれば広げるほど大手と競合しますし、その会社の特徴を出しにくくなります。

この3社はとてもうまいなーって思います。

特に2社目のホワイトさんはjimdoというホームページ制作サービスを使って作っています。(これはほとんど無料で素人でも綺麗なHPを作成できます。)

ほとんど投資をしなくても魅力的なサイトになっているのは店主さんがこまめにフェイスブックやHPに、クリーニングの様子などをアップしているからだと思います。

 

弊社でもテントクリーニング.comというキャンプ用品専門のクリーニングサイトを運営しておりますが、同じような戦略です。特にキャンプ用品は夏に品物ができますので、クリーニング業界の閑散期である夏に品物があるのはありがたいです。

1つに特化した宅配クリーニングの可能性は結構あると思います。

剣洗さんのように防具を専門に預かっていれば、同時に武道着類も一緒にでたりするはずです。

弊社でも寝袋やレインウェアなど派生して商品を預かるケースがあります。

これらのサービスはその明日その商売が何十億に化けることはないと思いますが、零細企業にとってちょうどいい仕事量になりますし、儲かりすぎれば大手さんが参入してきます。

 

2011年には全体に対して宅配事業の売上の割合は0.5%でした。

2012年 0.5%

2013年 0.5%

2014年 2%

2015年 5%

2016年 10%

となり、機械設備などは特別そろえる必要が少ない上に、人員も今までの業務の合間にやるなど固定費も変わりませんので宅配サービスは利益率が高いです。

2013年までは95%がテント関連でした。

現在は、テント:その他 の売上比率は 6.5:3.5 となっており、徐々にテント以外の商品も増えてきています。特に帽子・スキーウェアなどの特殊品や、プラチナコース(通常の3倍の料金)のものを中心に増えています。

 

御社の強みのある商品で宅配クリーニングはじめてみては如何でしょうか?


No. 1953

スポンサーリンク



最高級 宅配クリーニングのネットで洗濯.com
クリーニング403が安心・高品質な本物のクリーニングをお届けします。

キャンプ場からそのまま送れるテントクリーニング.com
テント・タープなどのクリーニングと合わせて撥水加工、UV加工がオススメ!